今回は苦しい時期を乗り越え、ガンバ大阪に復帰してくれた井手口陽介(いでぐちようすけ)選手についてご紹介します。年が明け、東京オリンピックがいよいよ迫ってくる中、気になるオーバーエイジ枠がどうなるかについても触れていきます。
目次
井手口陽介(いでぐちようすけ)選手キリンチャレンジカップで日本代表に復帰! E1選手権にも!
まずは井手口選手の簡単なプロフィールをご紹介します。
1996年8月23日生まれ 現在23歳
身長: 171cm
体重:69kg
ポジション:MF
ガンバ大阪ユース、ガンバ大阪、リーズ (イングランド)、クルトゥラル・レオネサ(スペイン)、グロイター・フュルト(ドイツ)、を経て、現在はガンバ大阪に所属しています。
井手口選手といえばまずは、この年代では最年少で日本代表に選出されたということが有名ですね。
ユース時代にはガンバ大阪ユースに所属していたこともあり、バリバリの大阪っ子と思いがちですが、実は出身は福岡県福岡市だそうです。
さて最近では見出しの通り、森保監督指揮のもとキリンチャレンジカップ2019に出場し、日本代表に復帰した事が話題になりました。
若くして日本代表に選出され、その後スペインへと飛び立った井手口選手ですが、怪我などで苦しい時期があり、代表選出からも漏れていた時期がありました。
2018年のキリンチャレンジカップには出場していましたが、それ以降は召集されていません。
サッカーは接触の多いスポーツですので、プロレベルであればなおさらその衝撃や頻度はしかたないのかもしれませんが、やはり怪我によってフィールドに出られない時期が長引いてしまうのは本当に悔しいですよね。
以前ある番組で元日本代表の中澤佑二選手が、「高校生とプロは普通車とF1ぐらい違う」とお話しされていたのが印象的でした。これは強さや性能がという意味だと思いますが、それぐらいピッチの中は激しいのだと納得させられるコメントでした。
さて、井手口選手はそんな厳しい時期を経てついに今回のキリンチャレンジカップ2019で再びその姿を見せてくれる事になり、ファンの皆さんにもとても嬉しいニュースとなりました。
そしてその1ヶ月後の2019年12月10日に韓国で行われたEAFF E-1サッカー選手権にも選出され、先発出場を果たしました。結果は惜しくも韓国に敗れ2位となりました。
結果など詳細はこちらから→E1のメンバーは?SAMURAI BLUEサッカー男子日本代表発表!
このE-1サッカー選手権とは、東アジアサッカー連盟(EAFF)が主催する国際大会のことです。参加チームは日本を含めた4カ国で、これまでの最多優勝は今年も優勝した韓国となっています。
今年に限らず、メンバー表を確認してみると、残念ながらチームの主力といえるメンバーはなぜか集められていないようです。主力を抜いて挑んでいると感じている方は多いのではないでしょうか。
これについての詳しい事情は分かりませんが、この大会は国際大会であり、日本代表や監督に対して十分個人の能力をアピールする事ができる場だと思います。そのような場であるはずなのに、個人的にはどうしてだか全力ではない感じがしてしまうのは本当に残念なところです。
しかし新しいメンバーが集められていることも事実ですので、ここからスタートしていく選手がいる可能性もありそうです。今後に期待します。
井手口陽介(いでぐちようすけ)選手:リーズの失敗 怪我で苦しいレオネサとグロイター・フェルト移籍
さて日本代表へ復帰する前の井手口選手の所属チームについてもう少し詳しくご紹介します。
2018年にイングランドの強豪クラブ リーズ・ユナイテッドFCに移籍しましたが、直後にイングランドでの就労ビザの関係で、スペイン2部にあるクルトゥラル・レオネサへ半年レンタルで移籍しました。この時の年俸は5,000万円と公表されています。
しかしそこでの出場機会には恵まれず、これまで日本代表の常連であったにも関わらず、そのことからその年のロシア・ワールドカップには選出されませんでした。
その後はリーズに戻るも、監督解任の影響もありドイツ南部のSpVggグロイター・フェルトへのレンタル移籍を決意しました。
しかし大変残念なことにその年の9月と12月に右膝後十字靭帯断裂の大怪我をしてしまいました。
さらには復帰を目前に、半月板を損傷してしまい、ヨーロッパでは活躍はおろか、フィールドから離れての生活を強いられてしまいました。
怪我とはいえこれまで日本代表の常連であり、海外からも非常に高く評価されていた井手口選手です。ヨーロッパ での活躍も期待されていただけに、これについては本当に残念で、本人も相当悔しい思いがあったのではないでしょうか。
なんと不運な1年だったのかと胸が痛みますが、年が明け2020年になりました。最後の最後には怪我を乗り越え、代表復帰にいたるまでアピールしてくれました。今年こそは!と思うものもあるでしょう。
個人的に井手口選手の最大の特徴は守備的なボランチでありながら、時として相手のボールを奪って自らゴールを決めてしまうダイナミックなプレーだと思います。
その豪快さが海外選手たちの中でどこまで通用し評価されるか、それを見ることができなかったのは残念ですが、弱冠19歳で代表入りを果たしたほどの選手です。
海外移籍に関しては、日本での活躍によってまた声がかかる可能性は大いに残っていると思います。本人もまだ海外では満足のいく結果を残していないこともあり、プレーを続けていきたい気持ちはきっとあるはずです。
そのためにも代表復帰を果たしたその勢いのまま、日本での活躍を楽しみにしています。
井手口陽介(いでぐちようすけ)選手がガンバ大阪に復帰! 気になる年俸と背番号は?
井手口選手が海外移籍から戻る際に選んだのは故郷の一つである、ガンバ大阪でした。これにはガンバ大阪サポーターにとって嬉しい選択をしてくれた!という感じでしたね。
ガンバ大阪復帰の際には背番号は15番となりましたが、この番号選択に井手口選手の意見が入っているかは分かりません。背番号を大切にしている選手の中には、かなりこだわっているとう選手も多い印象ですが、井手口選手に関してはその辺りは特に気にしていなさそうです。
ちなみに、井手口選手の復帰後の年俸ですが、こちらは残念ながらまだあまり公表されていないようで、詳しい情報がありませんでした。
同じガンバ大阪に所属している、遠藤保仁選手が約1億2,000万円、宇佐美貴史選手が約1億円と言われているので、恐らく井手口選手はこの2名に次ぐ年俸なのではと予想します。
ガンバ大阪の所属選手の平均年俸が約2,876万円と言われているので、井手口選手は他の所属選手よりは高く設定されているだろうと予想できますね。
その上Jリーグ全体で見ても、この年代でこれだけの金額設定はかなり高いと言えるでしょう。
井手口選手への期待が込められていることは間違いないので、チームのためにもぜひ活躍して欲しいです!
いよいよ開幕の東京オリンピック 井手口陽介(いでぐちようすけ)選手は年齢制限でオーバーエイジ枠入り?!
年が明け、いよいよ東京オリンピックが迫ってきましたが、代表メンバーの他にも気になるのがオーバーエイジ枠がどうなるのか?という点ですね!
そもそもこのオーバーエイジというのは何かと言うと、
男子サッカーにおいて、オリンピックなどの国際大会は基本的には23歳以下という協議規定があります。その中で、この規定にとらわれずに選手を登録することができるルールがこのオーバーエイジです。
ただし上限は3名までというところがポイントです。これは3名まで可能という意味で、登録選手数上限が、合計18名であれば23歳以下の選手のための枠として使うことも、もちろんオーバーエイジ枠として使うことも可能です。
さてそのオーバーエイジ枠に井手口選手が入るかどうか?というのが気になりますね。
井手口選手は現在23歳なので、そもそも規定の選手なのでは?と思いますが、実は1997年生まれの者という規定がされているため、残念ながらオーバーエイジ枠で名前が上がることとなりました。
こんな時、早生まれの人はチャンスがあるなぁとうらやましくなってしまいますね。
逆に23歳以上となると過去に取り上げた選手以外にもたくさんの素晴らしい選手がいます。こちらもどうぞ→植田直通はテコンドーで日本一!?驚異の身体能力の秘密、うえだなおみち、吉田麻也選手の英語力は? 実践に強いプロサッカー選手の実力とは?
その中で井手口選手がオーバーエイジ枠に入り、東京オリンピックに出場する可能性はどのくらいあるのでしょうか。
私が感じた井手口選手が入るメリットは、
他の有名選手と比べて、代表メンバーとの年齢が近いことが挙げられます。オーバーエイジ枠の課題の一つとして、ジェネレーションギャップが挙げられます。
いくら活躍しているベテランや中堅の選手であっても、23歳で構成されるメンバーとのコミニュケーションが上手く取れないと、チームとして機能することが難しくなります。
そうすると、年齢が近い井手口選手は海外を経験し、早くから代表に選ばれた経験のある選手なので、チーム内で上手くコミュニケーションを取ることができる、いい意味で丁度良い選手なのではないでしょうか。
とはいえ、正直な感想は、井手口選手は東京オリンピックに出る可能性はなくはない、でも難しいかも、といったところでしょうか。なぜなら井手口選手と同じポジションには柴崎岳選手がいて、有力視されている状況だからです。
柴崎岳選手の紹介記事はこちらから→真野恵里菜と結婚した柴崎岳選手スペイン2部デポルティボに正式移籍
日本はアジア予選をするものの、開催国なのでオリンピックの出場は決まってるという点も見逃せません。
それを考えると、オーバーエイジの選手をあらかじめ選定しておき、(現時点で)トレーニングやキリンチャレンジカップにすでに出場しても良いはずです。
しかし、実際には森保監督はしていません。3枠なので、そもそも使うのかどうかも考えていると思います。
今のU-23の代表を見ると、個人的には攻撃的なミッドフィルダーがたくさんいると思います。例えば久保建英選手や、堂安律選手など。あとは三好康児選手あたりも同じく、海外で活躍する”タレント‘‘が多いですね。
現在タイでU23サッカー日本代表が活動中!→メンバーは?U23サッカー日本代表AFCU23選手権タイ2020
そのためフォワードで彼らを活かせる、そして彼らから活かされるような絶対的なフォワードの選手が必要と感じています。
オーバーエイジ枠は大会のメンバー発表の時に同じく発表されますので、1ヶ月前ごろになるでしょうか。それまでの間に井手口選手にもまだまだアピールを続けてもらい、ぜひオリンピック出場を果たして欲しいです!
井手口陽介(いでぐちようすけ)選手は結婚してる? 兄もサッカー選手でインスタと気になる嫁は?
早くから代表入りをした経歴を持つ井手口選手ですが、実は同じくご結婚も相当早くされていたようです。なんと当時19歳。これは確かに早いですが、ガンバ大阪ならうなずけるといったところでしょうか。
井手口選手の奥さんについてはキーワードで”嫁‘‘、‘‘がん‘‘が一緒に検索されることが多いのですが、実は奥さんのお母さんがご病気を持っていたようです。そのこともあり、早くに結婚を決意されたのかもしれませんね。19歳で決める男気、かっこいいですね。
現在ではお子さんもいらっしゃるようで、実際、‘‘奥さんや子ども 家族がいるから頑張れる”とコメントされているようで、井手口選手が辛い時期を乗り越えて復帰にいたることが出来たのも、ご家族のささえがあったからなのでしょうね。
さて井手口選手には実はお兄さんがいらっしゃり、同じくサッカー選手、ポジションも同じくミッドフィルダーだそうです!
お名前は井手口正昭選手といい、年齢は1988年生まれということで、弟の井手口陽介選手と8歳違いです。
同じく兄弟で活躍しているサッカー選手といえば、ベルギー出身のアザール兄弟が有名ですね!兄のエデン・アザール選手は1991年生まれ、弟のトルガン・アザール選手は1993年生まれなのでこちらは2歳差です。
井手口選手のお兄さんですが、所属チームは香港・ベトナムを経て現在はカンボジア1部のヴィサカFCに所属しているようです。それにしても兄弟でプロサッカー選手になるなんて、すごいとしか言えませんね。
以上、第二の故郷ガンバ大阪に舞い戻ってきた井手口選手についてご紹介しました!
怪我で苦しい時期があったにも関わらず代表に復帰するその強さ、とはいえ23歳はまだまだチャンスがある年齢です。これからチームのため、日本のためにその強さを発揮して活躍してくれることを楽しみに、応援しています!!