ポルティモネンセに日本人選手はなぜ多い?オーナーに日本企業?!

今回は若手選手の移籍先として注目を集めているポルトガル・ポルティモネンセに所属している日本人選手に焦点をあててご紹介します。

ポルティモネンセとはいったいどんなクラブチームなのでしょうか?日本企業がオーナーとしてサポートをしているという点にも注目です!

目次

ポルティモネンセSCの日本人は権田修一(ごんだしゅういち)選手(清水エスパルスに期限付き移籍!)・安西幸輝(あんざいこうき)選手!ポルト中島翔哉(なかじましょうや)選手やベガルタ仙台の西村拓真選(にしむらたくま)手は過去に所属!

ブラジルのボタフォゴ所属の本田圭佑(ほんだけいすけ)選手、柏レイソルの中村航輔(なかむらこうすけ)選手は獲得決定!も、ポルトガルリーグのルールでフリーでなかったか本田圭佑選手は今シーズン6月まで試合に出られない?期間外登録不可?

まずはポルティモネンセSCについて簡単にご紹介します。

ヨーロッパ西端の国・ポルトガルに本拠地を置く、ポルトガル1部に所属しているサッカークラブです。

かつて浦和レッズで10番をつけていたロブソン・ポンテが現在代表取締役を勤めているクラブで、中島翔哉選手が最近まで所属していたチーム、といえばピンとくる方も多いかもしれませんね。

速報では、ブラジル1部リーグボタフォゴ所属、ナショナルチャレンジャーの本田圭佑(ほんだけいすけ)選手や柏レイソルの中村航輔(なかむらこうすけ)選手にもオファーを出したとの報道があり、本田選手、中村選手両名の獲得が決まりましたね!
元浦和のロブソン・ポンテ副社長と元磐田のロドリゴ・グラウスポーツダイレクターが獲得に熱心だとか。

本田圭佑選手や中村航輔選手の記事はこちらから↓

本田圭佑選手離婚?彼の父親がシングルファーザー!ひとり親支援!

Youtuber本田圭佑ブラジル1部ボタフォゴ入団!

中村航輔なかむらこうすけの髪型が注目?年俸や移籍は?日本代表のGK!

さて、ポルティモネンセは現在ではこちらの2人の日本人選手が所属しています。

GK権田修一選手 2017-2018年サガン鳥栖→2019年-現在-清水エスパルス(期限付き移籍)

DF安西幸輝選手 2018-2019年鹿島アントラーズ→2019年-現在

(MF西村拓真選手 2018年-CSKAモスクワ→2020年3月)
西村選手に関しては新型コロナウイルスの影響でJリーグ復帰を希望してベガルタ仙台に戻っています。

権田修一選手には将来のサッカー日本代表をしょって立つGKになってほしいと思っているので、とても期待しています!出場機会の関係からか、来期は清水エスパルスに期限付き移籍が決まっています!

それぞれの紹介記事はこちらから↓

権田修一(ごんだしゅういち)選手の嫁はかわいい?アスリート飯のスペシャリストだった!

日本代表選出もされた安西幸輝が移籍?ポルティモネンセクラブ間合意、あんざいこうき

西村拓真にしむらたくまCSKAモスクワからポルティモネンセに移籍!

最近では名だたる若手選手がこぞって移籍したクラブとして一気に知られることになったのではないでしょうか。

ベルギーの日本人選手登竜門チームシントトロイデンの紹介記事はこちらから→シントトロイデンは日本人多すぎ?なぜ?オーナーがDMM.com!

それには、このポルティモネンセのスポンサーに日本企業が多く登録されていることが大きく関わっています。

その日本企業の一つにはヤマダイ食品株式会社があります。

ヤマダイ食品といえば、業務冷凍食品を主に取り扱っている会社なので、普段私たちは直接手にとってみることはなかなかないかもしれません。

2018年よりスポンサー契約を結び、海外のサッカークラブで活躍する日本人選手の支援を行っています。

最近では例えば、以前ご紹介した日本代表・オリンピック世代として有望の板倉滉選手の活躍がヤマダイ食品のホームページに掲載されていました。

板倉選手の紹介記事はこちらから→板倉滉(いたくらこう)選手のポジションとプレースタイルは?

ちなみに板倉選手の所属するFCフローニンゲンは、ヤマダイ食品グループの’’株式会社茨城ハッピー食品’’がスポンサーをしていました!

日本企業がこのように、サッカー大国の一つであるポルトガルや、ヨーロッパへと進出していくことは、今回の3選手のように、若手選手の海外移籍の可能性を大幅に広げることにつながります。

ポルティモネンセのユニフォームもミズノだったりで、日本企業が手を取り合って応援している様子が伺えてさらに嬉しくなりますね。

ちなみに、その他のスポンサーでは冠婚葬祭の株式会社セレモニーと、旅行で有名な株式会社エイチ・アイ・エスもスポンサーとして記載されています。

ドイツでは香川真司選手がドルトムントで活躍したことを皮切りに、ブンデスリーガでの日本人選手の活躍が目覚しくなり、ドイツサッカーがより身近なものとなりました。

2017年にポルトガルへ移籍した中島翔哉選手の活躍は、まさに香川選手の軌跡をたどっているのでは!と感じているサポーターは多いのではないでしょうか。私もその一人です。

中島選手の記事はこちらから→ポルト完全移籍の中島翔哉選手コパアメリカ出場後練習試合で初得点!

ブンデスリーガへの移籍が一時ブームのようになったことは記憶に新しいですが、そういう意味で次なるトレンドはポルトガルなのか?と予想することもできますね。

ポルトガルは中堅国でありながら、その後の活躍次第ではビッグクラブへの移籍につながりやすく、移籍をする上で、良い意味で敷居が低いからです。

参考記事はこちらから!→吉田麻也選手の英語力は?実践に強いプロサッカー選手の実力とは?

それに加えて、意外にもポルトガルのサッカーは比較的日本人にあうスタイルだということもポイントだと思います。

もちろん、ポルトガルの多くの人は英語が堪能なようですが、それでも公用語がポルトガル語なので言語学習は必須でしょう。

このようにあとに続く選手が出てくるとなおさら、中島選手がポルトガルで成し遂げたことは本当に素晴らしかったと感じますね。

名門スポルティングCPと対戦したときの映像です。

2得点2アシストの大活躍を見せてくれた時は本当に衝撃でしたね!

こちらは現地メディアでの評価です。

「ナカジマはピッチ上で何をしでかすか予測不可能な選手だ。素晴らしいテクニック、スピード、ゲームビジョンを持っていて、一対一では巧みな駆け引きをする。そして正確なシュートを放つことができるんだ。彼は私達が誇る“サムライ”だね」

実はこちら、ロブソン・ポンテからのコメントです。

日本人にとって馴染みのある人物からの賛辞はやはり我々にとっても嬉しいですね。

数々の有名選手を輩出している、ポルトガルというサッカー大国に日本サッカーの可能性を感じさせたことは衝撃的でその意味はとても大きかったのではないでしょうか。

ポルティモネンセ:システムとフォーメーションは?最近のスタメンと現在の順位!2020年は17位で2部降格決定!

ポルトガルリーグ、プリメイラ・リーガの中で、今回取り上げているポルティモネンセの現在の順位はというと…全18クラブ中の17位ということで悲しくも降格圏内に。。

速報ですが、7月26日に最終節が終わり、全18クラブ中の17位で来期2部降格が決まってしまいました。GK権田修一選手とDF安西幸輝選手の去就が気になります。
残留か、はたまた移籍か?

小久保ブライアン選手が所属しているベンフィカと中島翔哉選手の所属しているFCポルトが勝点50点を上回っていて、2強で首位争いをしている状況です。

小久保ブライアン選手の紹介記事はこちらから→小久保玲央ブライアン(こくぼれおぶらいあん)の国籍は?ハーフ躍進の理由は?

過去十数年のリーグ優勝歴をみてもこの2チームのどちらか、という感じは変わらないでしょう。

その中でポルティモネンセは、正直かなりくすぶっている印象です。

20試合で全チームが並んでいる現在、ポルティモネンセは勝点14点と、最近5試合は負け続きでなかなか厳しい状況です。

とはいえ、安西幸輝選手はほぼ全試合にしかも毎回フル出場を果たしている活躍ぶりです。

ポルティモネンセのスタメンとして定着しているようで嬉しいですね!

先日2月9日に行われたスポルティングCPとの試合では、権田選手と安西選手ともにフル出場を果たしました!

結果は惜しくも2:1で負けてしまいましたが、日本人選手が2人もフル出場をしたこの試合の意味は大きかったはずです。

特にGKである権田選手が今回の試合で起用されたことは、次へのチャンスとして大いに期待できそうです。

この日は4-1-4-1のフォーメーション(システム)で、スタメンとして安西選手は右サイドバックでプレーをしていました。

まだまだ公式戦真っ只中で毎週のように試合がある状態です。

次こそは1つ、勝ちたいところですね。

ちなみに2月23日にはFCポルトとの対戦があり、中島翔哉選手との対決がみられるかもしれません!

年が明けてから中島選手は出場回数が減り、最近の数試合では出場していないのですが、きっと次の試合で、日本人対決が見られることを期待します!

ポルティモネンセ:ロブソン・ポンテ来日でセレモニー!日本企業がオーナーに?!

さて日本人選手のポルトガル移籍に大きく貢献しているヤマダイ食品ですが、そのスポンサー締結セレモニーは2018年11月19日(月)に執り行われました。

その際にはもちろん、元Jリーガーであるロブソン・ポンテ氏が副会長として来日していました。※現在は代表取締役になっています。

ロブソン・ポンテ氏は実はブラジル出身の選手で、ポジションはMFとして2005年より浦和レッズでプレーをしていました。

2007年のACLで浦和レッズを優勝に導いたその強さは今でも語り継がれています。

そのこともあり、2007年にはJリーグ年間最優秀選手、Jリーグベストイレブン、AFチャンピオンズリーグ得点王としてタイトルを取っています。

またチームとしては、2005・2006年に天皇杯、2006年Jリーグ、2007年AFCチャンピオンズリーグに出場したということで、2010年までの5年半もの間、日本でプレーしその存在の大きさを証明してくれました。

豊富なスタミナと、MFながら常にゴールを狙うその貪欲さを持っている選手です。

パスの精度も抜群で、好不調の波も大きくない中で安定したクオリティでプレーをしていたのが印象的です。

浦和レッズ時代に怪我をしてしまった時期があったのは非常に悔しいところですが、それでも最後まで可能な限りのプレーでチームに貢献してくれました!

2019年のACLでは浦和レッズOBとしてチームにメッセージを送ったことも話題になりましたね!

サポーターだけでなく、この動画を見た人の多くは感銘を受けたのではないでしょうか。

こういうメッセージが送れる、まさにロブソン・ポンテ氏の人柄が感じられる投稿でしたね。

日本で大変活躍してくれたロブソン・ポンテ氏、黄金期をともに過ごせたのはとても嬉しいですね。

そして退団後もこうやって日本企業と手をとって、サッカー界を盛り上げていこうとする活動は日本側にとっても大変ありがたいことです。

ポルティモネンセ:スポンサーはミズノ!ユニフォームの販売は?購入できる?

最初の見出しでも少しご紹介しましたが、ポルティモネンセのユニフォームはミズノが提供しています。

気になるのはその胸のロゴマーク、’’Ceremonyセレモニー’’と日本語でも表記されていますね。

日本人としては反応はそこまでは大きくないかもしれませんが、やはり日本語の表記は海外では珍しく、とても目を惹きますね!

株式会社セレモニーは、埼玉を拠点とする主に冠婚葬祭を営む会社です。

セレモニー社は浦和レッズのオフィシャルパートナーであることも大きく関わっていると思いますが、日本人選手に注目するポルティモネンセのクラブ思想に共感し、スポンサー契約をするに至ったようです。

とはいえやはりポルティモネンセに、ロブソン・ポンテ氏がいるという存在も大きかったのかと思います。

浦和レッズでの活躍が、約10年経った現在でも色濃く残っている証拠かなと感じますね。

さて、こちらのユニフォームはミズノ社製ですが、ポルティモネンセは2014-2015年シーズンからパートナーシップを結んでいます。

これほど長い間ミズノのユニフォームを採用しているクラブはヨーロッパにおいてかなり珍しいですが、やはり日本企業だという点は嬉しいですね。

ロゴマークに関しては、2017年シーズンはマクドナルドのスポンサーロゴを採用していましたが、2018年シーズンよりセレモニーが採用されることとなり、個人的にとても良かったと思っています。

ちなみにみなさんはどうですか?

こちらが以前のユニフォーム↓

そしてこちらが現在のユニフォーム↓

どうでしょうか?個人的には、デザインにおいてマクドナルドの象徴的な赤いマークと黄色の’’M’’が白黒のシックなホームユニフォームには、どうにもアンバランスな気がしていました。

その意味で、現在はセレモニーの白の背景に黒の文字と、ゴールドのラインがとても良くマッチしていると思います!

ちなみに中島翔哉選手の直筆サイン入りのユニフォームがレプリカコレクションとして、ポルティモネンセの公式オンラインショップより購入可能です。

中島選手はカタールから現在はポルトガルの違うチームに所属しているので、これを着用して応援!というのは難しいかもしれませんが、中島選手のユニフォームだけが制作されている状態です。

ポルトガルへの道を拓いた人物として、その功績を称える意味もあるかもしれません。

今後は現在所属している日本人選手がもっと活躍し、それぞれのユニフォームが販売されるのが楽しみですね。

ぜひそれを着て、ポルティモネンセに応援に行きたいものです。

ポルティモネンセ:日本語のホームページあり!注目のU23選手は?インスタは?

個人的に良いなと思うのは、チームの公式ホームページが日本語で見られることです。

あるチームはあるので、珍しいわけではありませんが、このような配慮はやはりチームとの距離が近くなったようで嬉しいです。

さて、ポルティモネンセ にもU23が存在しています。

そこには現在、日本人では大堀亮之介選手、藤原志龍選手と菅嶋 弘希選手が所属しています。

藤原選手の紹介記事はこちらから→ポルティモネンセ期限付き移籍の元U16日本代表徳島藤原志龍とは?ふじわらしりゅう

各選手の簡単なプロフィールをご紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてください!

第99回全国高校サッカー選手権大会優勝山梨学院のMF広澤灯喜(ひろさわとき)選手が加入内定!

第99回全国高校サッカー選手権大会優勝校山梨学院のMF広澤灯喜(ひろさわとき)選手が
加入内定しました!
選手権優勝の勢いのまま、トップチーム上がれるよう活躍してほしいですね!

広澤選手の記事はこちらから→広澤灯喜ひろさわときの年俸やプレースタイルは?進路はポルティモネンセU23内定!

ポルティモネンセ大堀亮之介(おおほりりょうのすけ)選手のインスタはリンク切れ?

大堀亮之介(おおほり りょうのすけ)選手は2001年1月10日生まれの現在19歳です。

ポジションはMFで、ポルティモネンセ以前はサンフレッチェ広島に所属していました。

大堀選手はインスタグラムをされていますので、今後の活躍を期待して要チェックです。
(現在大堀亮之介さんのインスタはリンク切れになっているようです。)



ポルティモネンセ藤原志龍(ふじわらしりゅう)選手はJ2徳島ヴォルティスから!

藤原志龍(ふじわらしりゅう)選手は2000年9月5日生まれの同じく19歳です。

同じくポジションはMFで、以前は徳島ヴォルティスに所属していました。

現在ポルティモネンセへは2020年6月30日までの期限付き移籍です。

藤原選手は残念ながらインスタグラムはされていません。

ポルティモネンセ菅嶋弘希(すがじまひろき)選手は東京ヴェルディから!

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昨年、ボランチで起用されるやいなや、その才能をジェフサポに披露してくれた「多摩からやってきたワンダーボーイ」こと菅嶋弘希。 非公式戦ながらも、今年のジェフファーストゴールは彼が齎してくれたもの。 今年は昨年までの背番号から半減した番号に変更。 それはクラブからの期待の表れでもある。 今季、まだ出番は巡って来ないが、必ず彼の力が必要となる日が来る。 その時が来たら、フィールドで大いに自分を表現して欲しい。 早くその日が来ます様に。 #jefunited #ジェフユナイテッド市原千葉 #菅嶋弘希 #背番号16 #2017ジェフ選手名鑑

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菅嶋 弘希(すがじま ひろき)選手は1995511日生まれの現在25歳です。

ポジションはFWで以前は東京ヴェルディに所属していました。

20194月にポルティモネンセへ完全移籍をしており、プレーをしています。

菅嶋選手も残念ながら現在のところはインスタグラムはしていないようです。

ポルトガルの気になる若手三人衆なので、SNSの投稿も今後してくれたら良いなと思います。

日本の若手がこんなにもポルトガルの下部組織に所属しているのは、やはり中島翔哉選手の活躍があったからでしょう。

中島選手が拓いた道というのはとても大きいものだったと改めて感じます。

そんな’’第二の中島’’を見つけ出すという期待も込めてチームは若い日本人選手を獲得している部分もあるのでしょう。

中島選手に続き、若い選手にもどんどん活躍して行って欲しいです!

以上、近年注目されつつあるサッカー大国ポルトガルで活躍している日本人選手についてご紹介しました。

ファッションのようにトレンドやブームがコロコロ変わるものではありませんので、ここ数年は注目間違いなしです。特に若手選手の活躍は今後目が離せません!