ビーレフェルトはこんなクラブ!ドイツサッカーで日本人コンビ誕生?

今回は、堂安律(どうあんりつ)選手や奥川雅也(おくがわまさや)選手の移籍先として話題になっている、ドイツ・ブンデスリーガより’’アルミニア・ビーレフェルト’’についてご紹介します。

アルミニア・ビーレフェルト:スタジアムはスポンサー名!立ち見席のチケットは破格!?

アルミニア・ビーレフェルトはドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン・ビーレフェルト州に本拠地があります。

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ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトなど有名な観光地が多くあるドイツですが、そんな中でもビーレフェルトという街を初めて耳にする人は多いのではないでしょうか。

場所はドイツ北西に位置し、香川選手が所属したドルトムントと、原口選手や室屋選手所属のハノーファーのちょうど間に位置しています。
ビーレフェルトは、どういった街かというと、、実はかなりの田舎です。。。

その具合は、観光名所は特になく、誰もが通り過ぎてしまう、惜しい都市であることを比喩する「ビーレフェルトの陰謀」と表現されるほどです。
そんな観光スポットがなく、観光客も少ない田舎街ビーレフェルトにも街の人々が支え、熱くなれるサッカークラブがある。
それが現在、堂安選手、奥川選手が所属するアルミニア・ビーレフェルトです!

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週末になれば2万人近くの人がスタジアムに足を運び、中央駅の周りには青と黒のユニホームを着た大柄な人々がビール片手に盛り上がります。
田舎街ビーレフェルトですが、日本であれば、十分なサッカー大国の都市になりそうなほどです。ドイツのフットボール文化はやはりすごいですね!

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アルミニア・ビーレフェルトのホームスタジアム、シューコ・アレーナは、メインスポンサーである”Schüco”(シューコ)がネームスポンサーになっています。
Schüco”(シューコ)は、アルミニウム、樹脂、スチール製高品質窓、ドアなどを提供している会社で、ビーレフェルトに本社を構えています。

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Schüco”(シューコ)2004年からネームスポンサーになっており、昨年には、2020年に満了する契約を2025年まで5年延長しました。
ドイツ・ブンデスリーガのクラブは、スタジアム名がスポンサーの会社名ということがよくありますので、契約ごとにスタジアム名が変わります。

日本でもJリーグやプロ野球クラブのスタジアム名が、スポンサーの会社名になっていることがありますね!
サポーターは、自分が応援するチームのスポンサーも応援したくなるため、企業にとっては知名度アップという広告効果と印象を向上させる効果がありそうです。

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綺麗で臨場感のあるサッカー専用スタジアムです!収容人数は26,515人とドイツの中ではコンパクトなスタジアムになっています。
Jリーグのクラブでは、川崎フロンターレの等々力陸上競技場の収容人数が26,827人ですので、同じくらいの規模感です。

川崎フロンターレの記事はこちらから→川崎フロンターレのイケメン2020は誰?気になる選手紹介!!

このシューコ・アリーナですが、屋根には革新的な太陽光発電システムが設置されており、スタジアムの電力消費量の一部を賄っているそうです。様々な工夫がされていますね。
シューコ・アレーナは都市の中心部に位置し、ビーレフェルトの中央駅から徒歩で約15分くらいでスタジアムに到着できます。
住宅街に位置しているため道は何かと複雑そうですが、このあたりも川崎フロンターレに似ていますね!

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シューコ・アレーナの収容人数が26,515人とコンパクトなスタジアムですが、立ち見席(8005)も存在します。
ブンデスリーガのチケット価格の平均が26ユーロ(3000)と比較的安いことは有名ですが、最も安い立ち見席では11ユーロ(1200)と激安に設定されています。
ブンデスリーガのクラブでは立ち見席を設置し、安価でチケットを販売しているクラブが多く存在します。

そこには、”あらゆるファンにスタジアムに来たもらいたい”、“経済力の差でスタジアムに行けない人を作らない”とドイツサッカーファンへの思いが込められています。
Jリーグでは規定で立ち見席が認められていないので、あまり馴染みの無いシステムですが、気軽に安くスタジアムに行けるのはとても魅力的ですね!

友達と映画を観に行く感覚で、ゲームセンターに行く感覚で、スタジアムに試合を観に行く。そんな自然なフットボールの文化の根付き方は素晴らしいですね。

アルミニア・ビーレフェルト:全試合スタメン出場の堂安律選手!奥川雅也選手は公式インスタでドイツ語披露?ドイツブンデスリーガ日本人第2号は!?

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今シーズンより、PSVアイントホーフェンから期限付きで移籍し、今季リーグ戦全試合にスタメン出場している堂安律選手。今では、チームに欠かせない中心選手となっていますね。

アルミニア・ビーレフェルトは、昨季ブンデスリーガ2部を首位で終え、11年ぶりに1部昇格を果たしたクラブです。
昨季、右サイドハーフとして出場し、5ゴール7アシストと活躍した、ジョナタン・クラウス選手がフランス1部リーグのRCランスへ移籍が決定し、その代役として、”強豪クラブで出場機会に恵まれない選手”かつ”レンタルで獲得できる選手”を探していたところ、堂安律選手に白羽の矢が立ちました。
さらにアルミニア・ビーレフェルトは、1部昇格したことを機に”代表選手”が欲しかったそうで、A代表でありながらオリンピック世代でもある堂安選手はまさにクラブが求めていた最高の選手だったのではないでしょうか!
堂安律選手もオリンピックへ向けて、出場機会を増やし、さらに成長するために国を変える”変化”を求めていたそうで、お互いにマッチした良い移籍になりましたね。

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そして先日、オーストリア、レッドブル・ザルツブルク より奥川雅也選手のレンタル移籍が発表されました。
レンタル期限は今シーズン終了までとなっていますが、買い取りオプションがついており、
アルミニア・ビーレフェルトは奥川雅也選手を夏に完全移籍で獲得できる権利を持っています。
堂安律選手に続き、2人目の日本人選手加入は日本のファンにとって嬉しいニュースでしたね。

レッドブル・ザルツブルクでは、なかなかコンスタントに出場ができなかった奥川雅也選手ですが、ドイツでレンタル移籍先を探していたところ、アルミニア・ビーレフェルトが興味をもち、残留争いの切り札として移籍が決まりました。

奥川雅也選手は20182019シーズンにブンデスリーガ2部ホルシュタイン・キールでプレーしていたこともあり、ドイツ移籍はスムーズに決まりましたね。
また、レッドブル・ザルツブルク の本拠地オーストリアは公用語がドイツ語なので、言葉の面においても慣れており、問題なく溶け込めそうですね!
クラブ公式インスタグラムでも、移籍発表の際にドイツ語でインタビューに答えていました。

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現地の言葉でインタビューを答えることは、現地ファンからの第一印象も良いと思います!
堂安選手は英語、奥川選手はドイツ語と言語を取得しながら、中堅国で活躍し、5大リーグへステップアップする。これも中堅国に移籍するメリットのひとつかもしれませんね。

さて、もう一人アルミニア・ビーレフェルトに所属したことがある日本人選手をご存知でしょうか。

日本人2人目となるプロのサッカー選手であり、元ブンデスリーガーの尾崎加寿夫(おざきかずお)選手!

尾崎加寿夫(おざきかずお)選手。
尾崎加寿夫選手は、奥寺泰彦(おくでらやすひこ)選手に次いで日本人2人目となるプロのサッカー選手であり、元ブンデスリーガーです。
1982年に日本代表として西ドイツ遠征に参加した際にアルミニア・ビーレフェルトから打診があり、練習参加を経てクラブと契約にいたりました。
1983年〜1988年の約5年間アルミニア・ビーレフェルトでプレーしました。

同時期にドイツで活躍していた日本人初ブンデスリーガーの奥寺泰彦選手が所属する、ブレーメンvs尾崎加寿夫選手が所属するアルミニア・ビーレフェルトの日本人対決は、現地でも話題になったそうです。

今でこそ、海外での日本人対決は珍しくないですが、この試合が海外での初日本人対決だそうです!
雪の影響で日程は未定ですが、今後は大迫勇也選手所属のブレーメン対堂安律選手、奥川雅也選手所属のアルミニア・ビーレフェルトの試合が行われます。まさに再来!で今から楽しみです。

アルミニア・ビーレフェルト:監督はブンデスリーガ1部に初挑戦!気になるフォーメーションは!?

さて、11年ぶりにブンデスリーガ1部に戻ってきたアルミニア・ビーレフェルトですが、11年の間は、2部と3部リーグを行き来していました。
1516シーズンからは2部リーグで安定した戦いができるようになり、現在の監督であるウーヴェ・ノイハウス監督が1819シーズンに就任してからは、2部リーグで優勝争いができるようになりました。
昨年においては2位と10ポイント差をつけて優勝して1部リーグに昇格しています。

そのウーヴェ・ノイハウス監督ですが、アルミニア・ビーレフェルトに就任する前は、遠藤渓太(えんどうけいた)選手が所属するユニオン・ベルリンや、ディナモ・ドレスデンなどドイツ2部・3部リーグで指揮をとってきた経験のある監督です。

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今シーズンから自身初となるブンデスリーガ1部を率いることになったウーヴェ・ノイハウス監督ですが、色々なフォーメーションを試しています。
シーズン前半戦は4-3-3が多く、堂安律選手はインサイドハーフと慣れないポジションを任されていました。
現在は4-4-24-2-3-1のフォーメーションで構成しており、堂安律選手は右サイドハーフと得意のポジションでプレーしています。

今後、奥川雅也選手が左サイドハーフに入ってくると両サイドが日本人選手という形もありそうですね。

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アルミニア・ビーレフェルト:20202021シーズンのホームユニフォームは黒!両日本人選手の背番号も要チェック!!公式オンラインショップより通販可能!

アルミニア・ビーレフェルトの20202021ユニフォームをご紹介します。

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ホームユニフォームは黒色になっており、初めてのホームユニフォームカラーだそうです。黒色のユニフォームのブンデスリーガのクラブは、あまりいないので特徴的だなと感じます。
アウェイユニフォームは白とオレンジの2色があり、オレンジユニフォームはクラブが1905年に初めて試合で着用した色で、伝統と歴史を思い出すというコンセプトがあるそうです。
クラブカラーは黒、青、白なのでオレンジは意外でしたが、カッコ良いデザインになっていますね!

ユニフォームサプライヤーはスペインブランドのJoma社から Macron社に変更され4年契約を結んでいます。
冨安健洋選手所属のボローニャ、吉田麻也選手所属のサンプドリア、原口元気選手と室屋成選手所属のハノーファーのユニフォームもこのMarcon社がユニフォームサプライヤーになっていますね!

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このMacronはイタリアのボローニャに本社を置くスポーツブランドです。日本では馴染みのないメーカーですが、日本人選手たちのユニフォームをきっかけに日本でも広まっていきそうですね!

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袖スポンサーには長年協力関係が続いているJAB社が入っています。3部時代の2013年から、途中中断があったものの、2017年より再びJAB社のロゴマークがユニフォームに刻まれています。
ビーレフェルトに本拠地を構える繊維業を営む会社で、メインスポンサーのシューコと同様にアルミニア・ビーレフェルトを支えています。

こちらのユニフォームですが、日本のスポーツショップでは発売されていませんが、公式オンラインショップより通販が可能なので気になる方はチェックしてみてください!
ちなみに通販の際は、お好きな背番号を選ぶことができ、堂安律選手は8番、奥川雅也選手は11番を着用しています!

アルミニア・ビーレフェルト:公式SNSは!?ブログやツイッターはある?

最後に、クラブのSNSをご紹介します!公式インスタグラムだけでなく、アルミニア・ビーレフェルト公式ツイッターもあります。
残念ながら日本語版はありませんが、メインであるドイツ語の他にインターナショナルとして英語版のアカウントもあり、主に試合速報やインタビューの投稿をしています!
ツイッターには翻訳機能もあるので日本からでも楽しめそうですね!
公式ブログはありませんが、Youtubeがあり、練習動画や試合後のカンファレンスなどがアップされています。

今後、堂安律選手と奥川雅也選手の活躍で1部リーグに残留し、ビーレフェルトの街をさらに明るくしてほしいです!

以上、アルミニア・ビーレフェルトのチーム紹介でした。

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